書籍・雑誌

2016年6月 2日 (木)

三本立て

一昔前の映画は「三本立て」が流行りで、お得で、人気であった・・・が・・・これは「読書の話」である。

今、現在は「エホバの顔を避けて」 丸谷才一 著 河出書房新社・・・を一点集中的に読んでいるのだが・・・

決して「面白くない本」ではないのだが・・・何となくムズムズ・・・イライラ・・・ソワソワして来る感じが「身体にはよろしくない」・・・と気付いたので・・・昔懐かしく「三本立て」で行くことにした。

「暗幕のゲルニカ」 原田マハ 著 新潮社

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「ちくわのいいわけ」 田中りえ 著 愛育社

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「翻訳できない 世界のことば」 エラ・フランシス・サンダース 著 前田まゆみ 訳 創元社

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これで、やっと以前の私を取り戻すことが出来そうだ・・・「読みたい本」が山ほどあれば、同時進行で・・・やっぱり読書も「三本立て」が面白いのだ!!!


2015年10月30日 (金)

絶望から希望へ

『母よ嘆くなかれ』 [新訳版] パール・バック 著 伊藤隆二 訳 法政大学出版局

果たして私の母が読んでいたかどうかは定かではないが・・・もっと読まれて良いと思うが・・・

・・・<いつまでも子どものままの>わが娘と歩んだ母親パール・バックが、知能の発育が困難な子どもへの社会の無理解と偏見に悲しみ苦しみながら、人間性の尊重を真摯に訴えた不朽の名作・・・(帯より)

「大地」等であまりにも著名なノーベル賞作家が愛娘キャロライン(フェニエルケトン尿症)と共に歩んだ「長い悲しい旅」の記録であるが・・・その眼差しと語りはあくまでも優しく慈愛に満ちていると言えよう。

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1930年~1950年代当時のアメリカの社会状況や医学的水準を考慮したとしても、同様な悩み、苦しみを抱えながら日々を送る親と子、その家族・・・そしてもがきながら、迷いながらも懸命に生きている現代の私達への・・・パール・バックからの「福音の書」でもある。

2014年12月24日 (水)

健さんの眼差し

「南極物語」も「幸せの黄色いハンカチ」も「ホタル」も「あなたへ」も・・・観た。良い映画だと思う。


南極のペンギン  高倉健 著  唐仁原教久 画  集英社

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・・・ぼくの名前は、高倉健。映画俳優のしごとをしている。もう四十年以上も、映画のしごとをしている。

・・・の自己紹介で始まるこの短編エッセイは・・・ロケ地で出会った人々との思い出が、しみじみと飾りげない口調で語られていて心温まる本である。

目次

アフリカの少年/北極のインド人/南極のペンギン/ハワイのベトナム料理人/比叡山の生き仏/オーストラリアのホースメン/ふるさとのおかあさん/奄美の画家と少女/ポルトガルの老ショファー/沖縄の運動会

・・・あとがきも解説もない・・・大人の絵本・・・でもある。

・・・子供でも読めるように漢字にはルビがふってある・・・どこまでも優しい健さんである。


  

2014年10月28日 (火)

つまみ読み

『TANNOYの音鳴らし』にかまけている間に、机の周りが「つまみ読み」の本で散らかって来たので、整理整頓しなければ・・・

~途中~

『祖国へ、熱き心を』 東京にオリンピックを呼んだ男  高杉 良 著 講談社

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特にオリンピックが・・・という訳でもないが、最近、テレビ放映もあったので・・・

『あんな作家 こんな作家 どんな作家』 阿川佐和子 著 ちくま文庫

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「対談集」ではないが、「聞き上手・語り上手」で知られる著者の<・・・話してみたら・・・?>が実に面白い・・・松谷みよ子/松本清張 他 57人の作家達

『新美南吉童話集』 ハルキ文庫

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<ごん狐/手袋を買いに・・・>などは良く知られているが、まとめて読んだことがなかったので・・・この季節になると何故か読みたくなる。心優しき作家の悲しくもホッコリする物語の数々。

~読みかけ~

『問答有用』 徳川夢声対談集 阿川佐和子 編 ちくま文庫
『年の残り』 丸谷才一 著 文春文庫
『墨汁一滴』 正岡子規 著 岩波文庫

~既読~

『少年H』上・下 妹尾河童 著 新潮文庫・・・DVDで映画も観てみたい・・・
『三つの寶』 芥川龍之介 著<わくわく!名作童話館①> 日本図書センター・・・『少年H』上巻186頁~205頁参照。
『リハビリの夜』 熊谷晋一郎 著 医学書院・・・果たして<敗北の官能>とは・・・?

~未読~

『笹まくら』 丸谷才一  著 新潮文庫
『日日の麺麭/風貌』<小山清作品集> 講談社文芸文庫


・・・さてと・・・一気読みは苦手だし・・・ ・・・チビリチビリやるか・・・

2014年9月 2日 (火)

かもめはかもめ・・・

「かもめのジョナサン 完成版」 リチャード・バック 著 五木寛之 創訳 新潮社刊

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40年前に出版されブームが起きた時、私は無関心層にいたが・・・そう思いながら今、読んでみると・・・

確かにPart ThreeとPart Fourでは読者によっては終わり方の衝撃度が違うだろうと思われる・・・

おそらく作家も人生時間の経過のどこかで「かもめはかもめ」である・・・ことに気づいたのだ。


「ドーナツを穴だけ残して食べる方法」 大阪大学ショセキカプロジェクト編 大阪大学出版会

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「大学講義」を聴講するのはさぞ楽しいだろう・・・行けなかった私の憧れである・・・羨ましい限りである。

各学部の学生達と教授とが大真面目に「ドーナツの穴」をめぐって論考し合う姿・・・例えば数学的/経営学的/美学的/人類学的/工学的/歴史学的アプローチ・・・想像するだけでも・・・ドーナツの穴だけ残して食べる方法は・・・?・・・あります!


「ジヴェルニーの食卓」 原田マハ 著 集英社刊

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マチス・ピカソ・ドガ・セザンヌ・ゴッホ・モネを巡る断章・・・アトリエと女性と食卓と・・・読むなら・・・休館日の月曜日がおすすめ。


2014年5月20日 (火)

~乱読の作法~

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今読んでいるのは・・・その前に・・・

丸谷才一の「笹まくら」 新潮文庫・・・を読もうと思って・・・また、その前に「年の残り」を読んでしまって・・・さて!と思った矢先に「ノボさん 小説 正岡子規と夏目漱石」 伊集院 静 著 講談社刊・・・とにかく面白い・・・に出会ってしまった・・・と云う具合に私の読書は一向に落ち着きが無いのである。

<よみかけ>

「落穂拾い 犬の生活 」小山清 著 ちくま文庫
「問答有用」 徳川夢声 著 阿川佐和子 編 ちくま文庫
「模倣の殺意」 中町 信 著 創元社推理文庫
「ボッコちゃん」 星 新一 著 新潮文庫
「虹をつかむ男」ジェイムズ・サーバー 著 鳴海四郎 訳 早川書房
「少年 H」(上) 妹尾河童 著 新潮文庫
「丸谷才一 追悼特集」 河出書房新社
「『洋酒天国』とその時代」 小玉 武 著 筑摩書房

<未読>

「笹まくら」 丸谷才一 著 新潮文庫
「樹影譚」「川のない町で」他 丸谷才一 著 文春文庫
「少年 H」(下) 妹尾河童 著 新潮文庫
「リハビリの夜」 熊谷晋一郎 著 医学書院

手許にあるだけでも・・・である。
悪く云えば飽きっぽい。集中力が続かない。疲れやすい。良く云えば好奇心旺盛。・・・読書ペースの遅いのが玉に瑕の私だが・・・最近は酒を嗜まなくなったけれども、往きつ戻りつ、ゆっくりと千鳥足さながら、チビリチビリと『旨い本を読み(呑み)たいと思う』今日、此の頃なのである。

2013年11月11日 (月)

言葉の魅力

「橋をかける」 -子供時代の読書の思い出- 

美智子 著 文春文庫


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以前、NHKで放映された美智子皇后の「子供と子供の本について」の世界会議へのメッセージ(ビデオ出演)の再録であるが、ヨーロッパ訪問記、同行記、裏話、後日譚等も集録されていて興味深い。

子供について、読書の果たす役割について心を込めて、やさしく語られている。

何より、「言葉の魅力」を感じることが出来る。上質の文学評論でもある。


2013年9月 7日 (土)

読んではいけない!

「粋人粋筆探訪」 坂崎重盛 著 芸術新聞社(読了)


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・・・には、池田弥三郎、大仏次郎、木村荘八、東郷青児、徳川夢声・・・が出て来るし・・・


「洋酒天国とその時代」 小玉武 著 筑摩書房(途中)

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・・・には、佐治敬三、開高健、山口瞳、山本周五郎・・・が出て来るし・・・


「追悼の文学史」 講談社文芸文庫編(途中)

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・・・には、佐藤春夫→壇一雄、広津和郎→松本清張、志賀直哉→阿川弘之・・・が出て来る・・・のだから。

つい、この間「光圀伝」を読み終えたばかりでまだ、「晩年」太宰治、「落ち穂拾い・犬の生活」小山清、「少年H」妹尾河童、「美しい村・風立ちぬ」堀辰雄・・・も途中なのに、またまた脱線してしまった・・・大体、「・・・案内」とか「・・・対談集」とか「・・・交遊録」とかを読むからいけない!のである・・・ロクなことにはならない・・・「集中力の欠如」・・・「読書に至る病」・・・もはや「絶望的」なのである。


2013年6月29日 (土)

たんぽぽ娘

時空間に咲く可憐なたんぽぽ。

とても長くて・・・そして・・・とても短い・・・恋の物語。

「たんぽぽ娘」 ロバート・F・ヤング著 伊東典夫訳 復刊ドットコム11062809481


2013年6月14日 (金)

遅々として・・・

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「光圀伝」 沖方丁 著 角川書店・・・を読みたいと買っては置いたのだが、その前に夏目漱石の「門」を読み終えるのに時間がかかり、またその前に、日常の雑事に追われ、大体、読書にばかり興味がある訳でもないから・・・と云いながら他にも読みかけの本が溜まる一方だ・・・手許に有るだけでも・・・

「落穂拾い・犬の生活」 小山 清 ちくま文庫
「晩年」 太宰 治 新潮文庫
「地獄の季節」 ランポオ 小林秀雄訳 岩波文庫
「宮沢賢治全集Ⅰ」-春と修羅- ちくま文庫
「寺田寅彦随筆集」 第一巻 岩波文庫
「私の大事な場所」 ドナルド・キーン 中公文庫
「野いばらの衣」 三木 卓 講談社文芸文庫
「百年の手紙」-日本人が遺したことば- 梯 久美子 岩波新書
「高塚省吾の絵の話」 芸術新聞社
「弱いロボット」 岡田美智男 医学書院
「リハビリの夜」 熊谷晋一郎 医学書院

・・・なのである。

「世の中には遅々として進まない大事な事柄が沢山あるのだ。」・・・と勝手な言い訳をしながらの日々の明け暮れ・・・やれやれなのである。

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中谷泰記念館

  • 水浴(1942)
    中谷 泰=なかたに たい(1909-1993) 三重県松阪市生まれ。1929年上京。川端画学校に入学。石膏デッサンを始める。1930年 第8回春陽展「街かど」で初入選。1942年 第5回文展(後の日展)「水浴」で特選。以後、木村荘八に師事。1959年 第5回日本国際美術展「陶土」で優秀賞受賞。1971年-1977年 東京藝術大学美術学部教授を勤める。1975年 第2回椿会(資生堂)に「春雪」を出品、以後毎年出品。 1987年 「開館記念-世田谷美術展」(世田谷美術館)に「段丘」を出品。 第64回春陽展に「残雪」出品。 銀座東邦アートギャラリーで「自選展」開催。 1988年 三重県立美術館「中谷泰展」開催。 松坂屋本店「個展」開催。 1993年 第70回春陽展に「村の往還」を出品。 同年 5月31日 死去。 享年84歳。  この間、フランス、イタリア、スペイン、中国、ベトナム等を訪れる。  いわさきちひろ記念財団初代理事長  2010年3月13日-3月22日 第50回松阪市美術展覧会特別記念展 「宇田荻邨と中谷泰展」開催(松阪市文化財センター)  2013年10月12日-12月8日 「歿後20年 中谷泰展」開催 (三重県立美術館)

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